天野屋書店
■店舗併用住宅
■鉄骨造 5階建 292.55㎡
■外壁:石模様吹付材+タイル
設計概要
■「全体計画」
間口5m弱奥行き16mの敷地に1階と2階の一部を店舗とし2階にテナントを計画。3階~5階を住宅用のスペースとする計画。
間口が狭く店舗、テナント、住宅の各動線ラインの配置が中心となるプランとなった。
計画に当たり、当初鉄筋コンクリートで計画をしていた案を竣工のタイムリミットが諸事情により早まり、急きょ鉄骨造に変更
上部仕上げは乾式工法となった。
■「店舗部分」
2階テナントの開口部を階段部分まで広げ建物としての一体感を出し、3階から5階の開口部は、
住宅必要採光面積のため広くなっている。
店舗内部は、階段のスペースにより階高を押さえ天井が多少低くなっているため明るい色で圧迫感をなくしている。
オーナーの要望によりレジカウンターは作業スペースも兼ねて広く取り、作業に関して着座して行える高さとなっている。
1階は、一般書、郷土史、美術書の書籍を中心とし2階は1枚物や軸物、初版本を展示販売し、美術館の展示コーナーのような
作りとした。
2階の展示スペースは17.5㎡と狭いながら座ってお茶を飲みながら商談できるスペースも確保している。
■外観■
■1階店舗部分■
■2階へのアプローチ(階段)■
■2階店舗部分■