<ボアホール法>

試験施設の設置と試験手順

@     ボアホールの掘削

ハンドオーガーを用い、設定したボアホール深まで掘削する。

A     土質の確認及び試料採取

掘削時には土質判定を行うとともに、必要に応じて浸透部分を代表する土質試料を採取して室内試験(物理試験)を実施する。

B     浸透面の手入れ

オーガー掘削時に孔壁に泥土膜が付着したり、孔底に掘屑が堆積し、自然の浸透能が確認できなくなっていることがある。このため、孔内の状態をよく観察し、必要に応じて熊手やワイヤブラシで浸透面の目がきを行うとともに、掘屑は丹念に除去する。

C     充填材などの挿入

ボアホール掘削後、浸透面をいためないように充分配慮して、砂利あるいは砕石を充填する。この際、水の注入と水位設定電極などの装置の挿入が行えるように、多穴のケーシングの設置も行う。この作業は、注入水による浸透面の洗掘あるいは泥土の攪拌を防止するためのものであり、砂利などの充填に換えて吸い出し防止用不織布を布設して使用しても良い。

D     定水位法試験


下記の手順で本試験を実施する。

イ)実施設の設計湛水深に相当する水位まで注水し初期条件とする。

ロ)水源からの注水量を水位センサーや電磁バルブなどで調整し、上記湛水深を維持

する(次図)

ハ)経過時間毎に流量計などで注水量を測定する。測定時間間隔は10分間隔を目安とするが、変化の著しい場合には間隔を細くする。

ニ)注水量がほぼ一定になるまで、ロ)〜ハ)を継続する。継続時間は2〜4時間を目安とするが、準備した水の量で加減する。

ホ)湛水深Hでの試験終了後に、湛水深H/2での試験をロ)〜ニ)の手順で繰り返す。

E     原形復帰

最後に掘削土を埋め戻し、踏み固めて原形復帰し、試験を終了する。

全体的な試験の流れを次頁に、今回の実際の試験写真により参考として添付しました。


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