■店舗併用住宅
■鉄筋コンクリート 4階建 418.15u
■外壁:コンクリート打放し・前面:砂岩+漆喰系左官材


設計概要

■「店舗部分」
オーナーよりニューヨークの古書店を見てイメージされたレイアウト及び配置の説明を受けた。
これによりイメージされた店舗計画は、道路より店に入る流れの中で、「オアシス的たまり部分」
としての半街頭販売的空間を経て店舗内部に客足を運ぶようにした。
店舗内部は、「一般書籍」販売部分と奥の「古書籍」部分とに分け、商品構成、空間とも別物と考えた。
「古書籍」部門は、大正時代の既存店舗の材料を使い、なるべく以前のイメージを残した作りとし、
奥の小窓から日本庭園が覗ける落ち着いた空間とし、来客との商談、雑談の場になっている。
店舗部分の天井は、「なるべく高く」との要望より階段との調整より3.3m〜3.8mとして本棚の高さも
なるべく高くしてある。古書店の販売形式から考えると、委託制度ではないため商品の入れ替えが少なく
高い位置の商品でも問題ない。狭い通路部分での販売のため高い位置の商品の方が見やすい場合がある。
■「住宅部分」
店舗優先の建物計画上マンション的プランニングになりやすいので、吹き抜けやテラス等により開放された空間構成に努めた。
既存和室の「書院障子」「天袋」「違棚」を使いたいとの要望で、客間の部分に利用した。
4階テラス部分は、中庭の大きな柿の木による影響を考え開放された空間にして落ち葉や
実の落下による排水の障害に注意できる意味も含めている。
■「全体」
建物の位置は、敷地半ばにある昔の井戸の影響のため、ギリギリの位置で建てた。
敷地は、熊本大水害の影響からか勾配がついており中庭と建物のレベル差が1m程度あり排水に注意を計っている。
中庭との入り口部分は、中庭に比べて低いためなるべく水が流れ込まないように屋根を架けている。
(圧迫感がないように半透明のテントとしている。)


■模型・外観パース■


    


■店舗溜まり部分■  


   


■店舗内部・一般書部門と古典籍部門■


    


        


■彫刻家:藪内佐斗司作品「猫の取手」「梟のブロンズ」■


  


■東面及びテラス■


  


■住宅部分■